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雄「っ!!!!」
雄介はあまりの中の光景に冷や汗を流して震え出した。
光輝は雄介が微かに震えていることを感じて、雄介に声をかけた。
もちろん小さな声で……。
『雄介…。どうした…??』
雄介はただこう言った。
雄「……ぇ……べぇ……やべぇ……っ!!」
雄介の慌て様に龍は声を少し荒げた。
龍「雄介…っ!!何がヤバイんだよ……っ!!」
光輝は雄介に何か不安を感じ、雄介を退かせて中を覗いた。
次の瞬間、光輝が見た光景は……。
血で真っ赤に染まった、床や机
最低5人はいるであろう、殺された生徒達の死体……。
その真ん中には一人の生徒が立っていた。
服を血で真っ赤に染めて……。
『嘘……だ…ろ…っ!!』
鉄臭い匂いと、残酷な生徒の屍を見て、光輝は吐き気に襲われた。
『うっ……。』
その吐き気を抑えて、龍に振り返えった。
龍「なにがあった……。」
龍の言葉を遮って光輝は話した。
『お前は絶対に見るな…。地獄を見るぞ……っ。』
光輝は顔を歪ませながら龍に言った。
光輝の言葉と雄介の姿にただ事じゃないと認識した龍は静かに頷いた。
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