語り部

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「この『獣の街』は自由の街、欲望の叶う街です。 誰も彼も自由に 好きに生きればいい 酒、クスリ、女、男でも、 さらに、殺人、強奪、強姦、これも自由です しかし、だからこそ奪い合い、殺し合いが続く『街』なのです 彼らはいつでも、いつまでも 他人に怯えて生きて行かなければ行けません 彼らに安息などなく 彼らには明日どころか一秒先の生きている保証もありません」
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