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亜希とはカウンターに並んで座っていたので、必然的に二人に挟まれる形になった。
亜希の隣に純也。
そしてあたしの隣が零。
「へぇ、女の子二人でボード旅行なんてかっこいいね」
「亜希も栞も体動かすの好きなんだよね」
亜希と純也はかなり盛り上がっている。
長い付き合いだからよくわかった。
亜希は純也を本気で狙うなって。
声のトーンがいつもと違う(笑)
「何考えてるの?」
亜希のことを考えていたら、零に話し掛けられた。
「あ、ごめん」
「謝ることないじゃん」
そう言って零は笑いながらタバコに火をつけた。
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