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30分くらいしてから、二人でお風呂に入った。
お互い家にいるときは必ず一緒に入っている。
あまり長風呂をしなかったあたしだけど、零と入るようになってから一時間くらいは余裕で入れるようになった。
ちなみに今までは20分くらい。
やっぱり二人だと話をしたりするから楽しい。
入浴剤を決めたり、洗いっこしたり、それだけでも楽しい。
「栞、今日はどれにする?」
二人で浴槽に向かい合って浸かりながら、隅にある複数の入浴剤の袋を見た。
「白いのにする」
「えー」
零は文句を言いながら、あたしが指定した入浴剤に手を伸ばした。
「俺、これ好きじゃないんだよね」
そう言いながら、零は袋の中身を浴槽に入れた。
あたしはそれを手でかきまぜる。
「何で好きじゃないの?」
お湯が白色に染まった。
零はそれを見つめている。
「栞の…キレイな体が見えなくなるから」
「…零のエロ。お風呂入る度にそこばっかり気にしてたわけ?」
「そうだよ。今日は透き通っててラッキーとか」
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