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でも、がんばろうと思ったすぐあとに、がんばれなくなる。 そんな感じの毎日が続いた。 仕事では普通だった。 ちなみに零があたしを忘れてしまったことは海外事業部の人間と真奈しか知らない。 仕事中は気が紛れた。 零の外勤中なんかは特に。 でも、家に帰ってからが辛かった。 平日は、一緒に出勤することも帰宅することもなくなった。 そうしようと決めたわけではないけど、いつの間にかそうなっていた。 ご飯を食べるときも、特に会話はない。 一緒に食べる意味がないと思う。 たまに「おいしい」って言われるけど、会話はそこで終わってしまう。 他の話なんてまったくない。 お風呂も一人、寝るのも一人。 それ以外の時間はお互いが部屋にこもることが多くなった。 そんな生活が半月近く続いた。 あたしは家に帰ってから、零に隠れて泣くようになった。 隠れたのは、零が自分を責めたらイヤだったから。 自分で零と住むことを決めておいて、やっぱり無理だなんて今更言えない。 でも、あたしはもう限界だった。 .
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