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「新郎、藤堂純也。あなたはこの者と結婚し、神の定めに従って夫婦となろうとしています。あなたはその健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命の限り、堅く節操を守ることを誓いますか」 「はい、誓います」 「新婦、妹尾亜希。あなたはこの者と結婚し、神の定めに従って夫婦となろうとしています。あなたはその健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命の限り、固く節操を守ることを誓いますか」 「はい、誓います」 あれから数ヶ月。 あたしと零は亜希と純也の結婚式に来ていた。 結婚式をするのは、亜希のたっての希望だった。 体のこともあり最初結婚式はしない予定だったけど、式をしないと結婚しない何て言うから、純也もけっこう焦ったみたいだ。 亜希の妊娠の経過も順調で、最近は少しずつお腹が大きくなってきていた。 .
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