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「ずっと傍にいるよ」
耳元で零が囁く。
あたしはその一言だけで幸せになれる。
「…あたしも、零の傍にずっといる」
「愛してるよ」
零の腕の中にいるままキスをした。
チャペルの中にいるせいか、誓いのキスみたいに感じた。
ねぇ、零。
零と出会えて本当によかったよ。
あんまり口にして言えないけど、心からそう思ってる。
これからもずっと零といたい。
嬉しいときも、楽しいときも、悲しいときも、辛いときも、零とそれを分かち合いたい。
神様なんてあんまり信じてないけど、神に誓うよ。
一生涯、零を愛してくよ。
fin.
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