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「やっべーめちゃくちゃおいしそう…」
テーブルの上に並べられた料理を、零がウキウキ気分で見ている。
おあずけされてる犬みたいでかわいい(笑)
「ビールでいい?」
「うん!」
テーブルに向かい合って座る。
「「いただきまーす」」
零が料理に手をのばす。
ちなみに今日のメニューはご飯、みそ汁、生姜焼き。
…生姜焼き定食って言えば良かったのか。
「やばい、うまい」
零の手が止まらない。
一人黙々と食べている。
「…」
あたしは静かに嬉しさを噛み締めながらご飯を食べた。
「あー食った…」
零がソファで横になる。
ご飯三回もおかわりしてたもんね。しかも山盛り。
「零、食べ過ぎだよー」
「…栞おいで」
零が手招きする。
ちょうど洗い物が終わったあたしは零の元へ。
「…食べようかな」
「え?んぅっ…」
生姜焼き味のキスをした。
色気がない(笑)
「ちょっ…」
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