いち
11/15
読書設定
目次
前へ
/
115ページ
次へ
ふいに、 自分の息の出す泡とは違う、別の泡を感じてドーターは振り返って、泡の出る方向を見た。 ―クップップ― 泡は、とぎれとぎれの空気の玉をつくると、いきなり彼女の足を掴んだ。 驚いた彼女は、慌ててそれを振り払おうと足をばたつかせた。けれど、それは離れない。まるで追われる魚たちのように、ドーターは海の中を逃げ泳いだ。 掴まれた足の奥の方で、ふたつの目が光るのを見た。
/
115ページ
最初のコメントを投稿しよう!
28人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
10(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!