いち
6/15
読書設定
目次
前へ
/
115ページ
次へ
確かに、ドータは、 いつも風をまとっていた。 風はいつも、ドータのそばについていたので、彼女が歩くたび、彼女の髪や衣服を、はたはたと揺らし、不意に近づく者があれば、突風となって、その者にあたる事もたびたびあった。 だから、村人たちは、ドータに用のある時は、先に彼女に声をかけ、彼女が風を制したのを見届けてから、用件を話すようになった。
/
115ページ
最初のコメントを投稿しよう!
28人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
10(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!