※息子※

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私は…   ただひたすらに 絶望していた。       出産したのに 母親になれた気がしなかった   むしろ… 息子が 私を母親として認めてくれていないような、 拒絶されているような気持ちでいっぱいだった。   ただでさえ あの泣き声にはウンザリ   それでいて 泣き止むのは 粉ミルクのみ。   抱っこはいつになっても拒絶…   母乳も拒絶…       ほほえましいはずの子育ては 私と 息子との 闘いの日々となっていた。  
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