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左右から挟み込む様な形で左からラキト、右からエニスが“シャドウ”に迫る。
【……】
対して“シャドウ”は再びドリルを構える。
ドリル特攻で迎撃するつもりだ。
「させん！」
エニス機が左腕に装備されたボムを投げつける。
【……！】
目前でボムが爆発し、その爆風で“シャドウ”の視界が一瞬奪われる。
その隙をつき、ラキト機が懐に飛び込む。
「おおおっ！」
ビームソードを左下から右上へと切り上げる。
ガキィン！
構えられていたドリルが弾かれ、胴ががら空きとなる。
ラキト機は切り上げた勢いを殺さずにそのまま時計回りにターン、再び左方向から今度は横一文字に胴を切り裂く！
ヴァシュゥ！
【……！】
ラキトの斬撃を受けよろめく“シャドウ”。
そこへエニス機がランチャーの追撃を撃ち込む！
ドウッ！ドウッ！
二連射されたビーム弾が“シャドウ”にクリーンヒットする。
見事なコンビネーションだった。
この一ヵ月模擬戦を繰り返してきた二人は、互いのクセや攻撃のタイミングを掴んでいたのである。
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