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「社長!」
飛び込んできた美月に驚き、苺大福を落としそうになった社長を秘書ロボットがたしなめる。
「み、美月くん?苺大福のお代わりかい?私も、ちょうどもう一つぐらい食べようかと……」
社長は秘書ロボットをチラチラ見ながら言った。
秘書ロボットは苺大福のお皿を取り上げると、また戸棚にしまい込んだ。
「社長、小山さんからの依頼を少し待っていただけませんか?私に考えがあるんです!」
社長は途端にウキウキしだす。
「プロジェクト始動かね、美月くん?」
「はいっ!プロジェクト始動というよりも……作戦開始です!」
「スゴイデ! オレノミヅキハ ヤルデ!」
ハリセンも美月の様子を見て、興奮している。
「好きなようにやりなさい!」
美月はこのプロジェクトをどうやり遂げるのか?
社長はワクワクする気持ちを抑え、美月を見送った。
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