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『此処にいらっしゃったんですね、白哉様』 私にこんな言葉をかけるのは、あやつだけ。 愛しくて愛しくてたまらない、あやつだけ。 嬉しくなって後ろを振り返る。 『緋真…』 私は思いっきり甘えた声を出してしまった様だった。 緋真は顔を少し赤らめて笑った。 『白哉様…お隣りよろしいですか?』 『良いぞ、ここに座れ』 私は、今自分が座っていた位置を右にずれ、 さっきまで腰かけていた所に緋真を座らせた。
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