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常さんはそう言うと後ろ手に親指を立てて👍倉さんと話を続けていた。
私はそのまま、実家のご一行様達を指定の場所に案内した。
11階の処置室。
ヤッサンはまだ来ていなかった。
処置室に入り、おいてある医療器具や処置台を見て兄だけが小学生の様にハシャイでいた。
父は丸椅子に座り膝に手を置いたまま静かにしていた。
母は腕を組み、何かを考えながらウロウロしていた。
私は親と兄のトッ散らばった行動に耐えられずトイレに逃げた。
何て統一感の無い家族だ・・・😅
見ていてこっちが落ち着かなくなるよ。
トイレからの帰り道、ヤッサンと出会した。
ヤッサン「やあ、女帝。
またフケようとしたの?😃✋」
私「違いますよ😅トイレ。
これから処置室に戻る所ですよ。
今私がトンズラしたらあいつ等後がやっかいですよ。」
私がこう返した瞬間、ヤッサンの顔から笑顔が消えた。
きっと厄介な身内と思ったんだろうね。😅
肉親である私の口から厄介って聞けば誰だって自然に思うわな。
ヤッサン「今日、皆さんは貴女の事を聞きにきたんだよね?
でも場合によっては、ボク切れていい?
嫌、ブッチャケていい?
君にはちょっと覚悟して貰いたいんだけど。それで良いかな?」
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