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『 フゥー、何とか間に合ったー。』
お互いに息があがっていた。
『しかし、お前けっこう早いな!見直したぜ。』
駿が言った。
『あたりまえでしょ!兄さんの練習に、たまに付き合ってるんだから。それに一応 バスケ部のマネージャーだしね。 暇人そーな人とは 鍛えかたが違うのよ。』
莉緒がそう言うと
駿は小声で 『そっか…』と返した。
( 何か調子狂うわね、と莉緒は思った。)
『 おい、職員室はどこにあるんだ。教えてくれよ』駿は少し真面目に言った。
『えっ、あっちだけど…あっ、そっかー あんた今日からだったね 忘れてたー。』莉緒は笑顔で答えた。
すると駿は 『ありがとう』と、素早く言うと 早々と去って行った。
それを見てから莉緒も、教室へと向かって行った。
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