一日目

3/4
前へ
/4ページ
次へ
そういうと彼は優しく微笑んで、 「この階段をのぼってまっすぐに進むと一年生の教室だよ。」 そう教えてくれた。 俺には神様のようにかんじられた。 「あっ、ありがとうございますっ、ではっ!」 ペコと頭を下げ、急いで教室に向かう。 そのとき授業開始のチャイムが、鳴った。なんて無情なぁああっ!顔を歪めながら、全速力で教室に着いた。 ・・・しかし授業が始まってしまっている。 普通の扉が厚い鉄板か何かに感じられる。 開けるにはそうとうな勇気がいる。 いや、でもこのまま入んないわけにいかないし・・・・・・ すーはーと深呼吸をし、扉に手をかけた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加