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そういうと彼は優しく微笑んで、
「この階段をのぼってまっすぐに進むと一年生の教室だよ。」
そう教えてくれた。
俺には神様のようにかんじられた。
「あっ、ありがとうございますっ、ではっ!」
ペコと頭を下げ、急いで教室に向かう。
そのとき授業開始のチャイムが、鳴った。なんて無情なぁああっ!顔を歪めながら、全速力で教室に着いた。
・・・しかし授業が始まってしまっている。
普通の扉が厚い鉄板か何かに感じられる。
開けるにはそうとうな勇気がいる。
いや、でもこのまま入んないわけにいかないし・・・・・・
すーはーと深呼吸をし、扉に手をかけた。
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