0人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよ…」
俺はそう言いながら、リビングに入る。
「ニャー」
リビングに入っても誰も居なく、居るのはネコ一匹。
「あれ?ミケしか居ないのか…
なぁ、ミケ。姉ちゃん達は起きてないの?」
「ニャー」
「そっかー。しゃあないな。自分で作るか。」
俺が何故ネコと会話出来るのか。
それは俺にちょっとした能力があるからなのだ。
まぁ、それはこれから追々分かるだろう。
「さて、出来た…」
ガチャ
「あら海翔、おはよう。」
「おはようじゃないよ姉ちゃん。今日は姉ちゃんがメシ作る番だろ。」
「そうだっけ?」
「はぁ…」
思わず溜め息が出る。この惚けた女性は佐藤菊乃(さとうきくの)俺の姉だ。
姉ちゃんはマイペースな性格なのだ。
だが、何処か憎めない。
最初のコメントを投稿しよう!