巴と駒王丸
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「大丈夫か、巴。派手に転んだようだが。」 巴の頭をぽんぽんと叩きながらしゃがみこんだ少年がいた。 「駒王丸様…。巴は、近い将来駒王丸様の下につく者です。これ位は…」 巴は、痛む足をむりやり叱咤し立ち上がった。 しかし、無理な体勢で転んだためか、足元がふらついた。 「無理をするな。肩を貸すから館に戻ろう。」 駒王丸は、巴に肩を貸し館に帰った。
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