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もちろん、この世界の頂点にたつ『帝』を、私に夢中にさせることだって遊び。
…だったのに。
いつの間にか、離れたくなくなってる。
三年と少しだったけど、この世界でたくさんの優しさと思い出を貰いすぎた。
「あなたは、私の子になりなさるべき方だ」
と、私を見付けた時に言ってくれたおじいさん。
そして、慈しみながら育ててくれたおばあさん。
周りに居る、女房たちも。
私に求婚してきた男たちでさえも。
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