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…全然解らない。
私からしたら龍綺、倫に悟は同じ様に思えるんだけど…。
倫:「だから…僕は龍綺とは違う。」
怒りが籠ってる。
やっぱり龍綺と一緒にされるのは嫌なのかな?
会う度に僕は特別って言ってるし…。
一応、謝った方が良いよね。
琴子:「ごめんなさい。」
倫:「…その言葉がでる過程の声を聞いてるから、許す気が…。」
琴子:「…(汗)」
心読めたんだよね(汗)
倫:「うん。」
琴子:「えっと本当にごめんなさい。ただ、貴方の言う特別がイマイチ理解出来ないのよ。」
私の言葉に倫は首を傾げた。
倫:「本当に解らないの?」
琴子:「えぇ…。」
悟:「…琴子さん、貴女の存在理由…解りますか?」
黙って私達のやりとりを見ていた悟が、話しに入ってきた。
琴子:「存在理由?」
悟:「はい。」
琴子:「…ちょっと解らない…。」
難しい。
いや、難しすぎる。
…特別とどう関係があるんだろう?
倫:「僕達には、ちゃんと存在理由がある。」
悟:「貴女が与えた。」
琴子:「…え?」
私が与えた?
何それ…。
ますます解らない。
悟:「倫。」
倫:「ん?」
悟:「前に、勝手な事しやがってって俺が言ったの撤回する。」
倫:「どうして?」
悟は一つ溜め息をついた。
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