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何が言いたいの?
それに、あの映像の人達は何者?
悟:「貴女に関係のある人達。」
悟は言いながらピエロの格好から元のモデルの様な格好に戻った。
夕希子:『斉藤さん。』
夕希子さんの声がして、倫と悟は静かに私の顔を見る。
琴子:「はい…。」
夕希子:『誰と会話をしているの?』
琴子:「倫…悟。」
裕樹:『あの手紙のか!?』
裕樹さんの声に怒りが感じられる。
でも、確かさっきも話してるのは倫って夕希子さんにつたえたけどなぁ…。
裕樹さん居なかったのかしら。
悟:「彼等が貴女と話しをすると、貴女は真実を知る事が遅くなる。」
琴子:「…。」
悟:「早く真実を知りたいのなら、向こうの世界の奴等とは、あまり話しをしない事です。
でないと、いつまで経っても真実は闇の中ですよ。」
確かに、そうかも知れないけど…何故、急にこんな事を?
倫:「悟は怒ってる。」
琴子:「へ?」
倫:「僕達と話しに来たなら、僕達とだけ話しをして。
向こうの奴等と話しをするなら僕達は帰る。
悟は、そう思ってる。
そして、僕もそうだ。」
…やきもち?
悟:「その様な物です。」
悟は私の心を読み言った。
琴子:「解ったわ。」
そう悟達に言い、私は夕希子さんに
琴子:「今から、夕希子さん達との会話は止めます。
でないと、彼等が私と話しをしてくれなくなります。
そうなると私は困る。私を治したい夕希子さん達も困ります。
だから、私だけに任せて下さい。」
と伝えた。
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