危険因子②

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私の前には6人の男女が居る。 一人は龍綺。 そして、女性が二人と男性が二人。 もう一人は男なのか女なのか解らない。 悟:「皆、自己紹介しなさい。」 私の斜め後ろにいた悟が、優しく男女に話し掛ける。 ???:「僕の名前は岬(みさき)18歳。」 ???:「あたしは…友理絵(ゆりえ)21歳。」 ???:「私は、登紀子(ときこ)48歳。 宜しくね、琴子ちゃん。」 琴子:「は、はい(汗)」 急に話し掛けられて怯んでしまった。 ???:「次は僕だよね?えっと、僕の名前は大樹(だいき)10歳。テレビゲームが大好きだよ。 そして、次の自己紹介はお兄さん。」 言い、指をさした。 龍綺:「あー俺はパス。嫌な程、俺の事は知ってるだろうからな。」 私を見て言う。 私は、その応えとして頷いた。 悟:「さぁ…次は貴方だ。」 悟は、ある人格に言った。 ???:「…。」 男なのか女なのか、見た目からして解らないのに、声を出してくれないから不気味にさえ思える。 悟:「…自己紹介したくないのかい?」 ???:「…。」 琴子:「…(汗)」 何故、何も話してくれないんだろう? 龍綺:「あぁ…こいつ、口と耳が不自由なんだ。 話してる奴の口を見て大体の事は理解するんだが話せないからな…。」
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