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私の前には6人の男女が居る。
一人は龍綺。
そして、女性が二人と男性が二人。
もう一人は男なのか女なのか解らない。
悟:「皆、自己紹介しなさい。」
私の斜め後ろにいた悟が、優しく男女に話し掛ける。
???:「僕の名前は岬(みさき)18歳。」
???:「あたしは…友理絵(ゆりえ)21歳。」
???:「私は、登紀子(ときこ)48歳。
宜しくね、琴子ちゃん。」
琴子:「は、はい(汗)」
急に話し掛けられて怯んでしまった。
???:「次は僕だよね?えっと、僕の名前は大樹(だいき)10歳。テレビゲームが大好きだよ。
そして、次の自己紹介はお兄さん。」
言い、指をさした。
龍綺:「あー俺はパス。嫌な程、俺の事は知ってるだろうからな。」
私を見て言う。
私は、その応えとして頷いた。
悟:「さぁ…次は貴方だ。」
悟は、ある人格に言った。
???:「…。」
男なのか女なのか、見た目からして解らないのに、声を出してくれないから不気味にさえ思える。
悟:「…自己紹介したくないのかい?」
???:「…。」
琴子:「…(汗)」
何故、何も話してくれないんだろう?
龍綺:「あぁ…こいつ、口と耳が不自由なんだ。
話してる奴の口を見て大体の事は理解するんだが話せないからな…。」
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