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登紀子:「あら、それを言うなら私も会った事あるじゃない。」
龍綺:「知らねーよ!俺が面識あるのは琴音だけだ!!」
倫:「これは一体…?」
倫はこの光景を見て驚いてる。
私は?と言えば、驚くと言うよりは不思議と冷静で、この人格達は私の人格ではないと確信した。
琴子:「悟。」
私は悟を見ずに呼んだ。
悟:「はい…。」
琴子:「消しなさい。」
悟:「!?」
私の言葉に悟は一瞬、顔色をかえた。
そして、琴音がノートを悟に見せた。
琴音:「(作り者。)」
―――――――――――――
悟:「すみませんでした!!」
悟は私に頭を下げた。
倫:「悟!!」
倫は悟に殴り掛かる。
私の思った通り、琴音と龍綺以外の人格は悟の作り出した偽者だった。
倫は悟からその話しは聞いていなかったらしく、かなり怒っている。
倫:「何で、こんな馬鹿な事をしたんだよ!!
僕は本当に、お姉さんの別人格達だと思って早く戻ってくれたら良いなって思ってたのに偽者!!!!」
叫びながら空間からハサミを取り出し投げ付ける。
悟:「危ないから止めろ!!」
飛んで来るハサミを避けながら言う。
倫:「何が危ないだ!!僕の頭見ろよ!!悟のせいだぞ、これ!!」
悟:「悪かった!!だから投げるな!!」
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