危険因子②

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琴音:「(消えた人格の記憶は私が受け継いだ。)」 琴子:「!?そんな事が出来るの!?」 琴音:「(私は特別。倫や悟とは違う、特別。)」 特別…。 琴音も特別な人格…。 私の中には特別?な人格が三人いるらしい。 琴子:「特別…か。」 私がポツリ呟くと、琴音は再びノートを見せた。 琴音:「(特に貴女は私にとって特別な存在。)」 琴子:「へ?」 私が私の別人格、琴音にとって特別? 悟:「ふふふ…。」 悟は不気味に笑い、空間から斧を出し、それを倫の右足に投げ切断した。 倫:「ぐっ…うぅ…っ!」 痛みを堪え、歯を食いしばっている。 悟:「痛い?」 ニヤリと笑い言う。 倫:「はぁ…うっ…。」 痛くて言葉が出ない様だ。 悟:「次は…首!!!」 言い、斧を首目掛け振り下ろす!! バキキッ! 倫:「遅せーよ馬鹿。」 悟の腕から斧が落ちる。 悟が倫の首を切断するより早く、倫が悟の上半身を悟のより一回り大きい斧で切断した。 琴子:「!?」 声が出ない。 あまりのグロさに嘔吐しそうになる。 悟:「痛いなぁ倫…。」 上半身を切断された悟は笑いながら言った。 倫:「今度は五月蠅い口を静かにさせようか?」 悟:「お前には無理だ。」 倫:「やってやるよ。」 倫は悟の口を斧で頭蓋骨ごと切断しようとした。
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