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が、それより早く倫に切断された悟の下半身が倫の身体を蹴った。
それによって倫は、バランスを崩し倒れこむ。
倫:「痛ってー。」
悟:「…。」
悟に切断された倫の右足は、倫の後ろでジタバタ動いてる。
そんな足よりも悟に蹴られた背中の方が痛いみたいで、手で背中を擦ってる。
倫:「邪魔しないでよ。」
悟の下半身を睨む。
悟:「…隙きあり!!」
ビチチチッ!
どす黒い血が、倫の口の中から溢れ出る。
倫:「ん…あ…。」
倫は上手く喋れない。
悟:「これ、要るか?」
あははははは笑い、倫の口から抜いた舌を右手の親指と人指し指で挟んで見せる。
琴子:「うっ…。」
本当にこの二人グロ過ぎる。
龍綺:「さすがに、そろそろ止めに入った方が良いかな…。」
その龍綺の言葉に琴音はノートを見せた。
琴音:「(まだ大丈夫。あの子達はもう少しバラバラにならないと、止めに入った人格を邪魔だからって消す。
その人格がどんなに必要な人格であっても。
だから、貴方はまだ行かない方が良い。)」
龍綺:「…解った。もう暫く様子を見るか。」
う…っ、まだ様子を見るの?
私、そろそろ本当にヤバいよ…。
琴音:「(吐きたくなったら、その辺で吐いても大丈夫だから無理はしないで。)」
琴子:「う、うん。」
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