友に捧ぐ

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何時も強がっていて 自分の感情を殺して 何故か皆に合わせていて 本当の自分を隠していた だけど いつも優しい笑顔で 皆の中心だった君に見せた僕は 本当の僕だったんだ 皆に涙で送られたあの日 君は言ったよね 「離れたらもう友達じゃない」って たとえ君が僕の事忘れていても 僕は君の事 何時も想っているよ あの日の皆とは違い 僕は泣かなかったけど 君と別れるのが辛くない訳じゃなかったんだよ 唯、想いはきっと伝わるって信じてたんだ 何時も迷惑ばかりかけてきた僕だから 何時も君に大切なモノをもらっていた僕だから たとえ束の間の別れでも君に何かあげたかったんだ 今まで君にもらっていた笑顔をあげたかったんだ しばらく 君の無邪気な笑顔も見れないけど 不思議と淋しくない 君と過ごした日々や 君にもらったモノが 抱えきれないほど 僕の手の中のあるから
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