第二章:校舎内の迷宮

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「お~い…。奈美~…」   奈美の心配した通り大輔は泣きべそをかいていた。   「頼むから出てきてくれよ~」   大輔は教室をしらみつぶしに見ていった。そしてふとあることに気付いた。   「…時計が…逆さまになってる…」   なんと時計が上下左右になっているのだ。そして針は逆時計回りで回っている…。   「な、何がどうなってるんだよ~…」   大輔は鼻水をすすりながら歩いてこの迷宮の中を進んで行った。
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