第三章:恐怖の調理室

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奈美は調理室に入るとすぐに冷蔵庫を開けた。   「な、何もない…」   冷蔵庫の中は何も入っておらず電源すらついていなかった。   「もうお腹空いてだめ…。大輔何か持ってるかなぁ…」   奈美がそう言って立ち上がろうとすると…   「ガタッ」   と物音がした。   「誰かいるの…?」   さすがの奈美もビビってしまっている。   「誰かいるのなら出てきなさい!」   …返答はない。気のせいだと奈美は思いそこを立ち去ろうとしたその時。奈美はとんでもない物を見た。   「椅子が…浮いてる…」   なんと椅子が浮いているのだ。マジックとかで物を浮かすのは見たことがあるが誰も居ないのに浮くなんてありえない。   「もしかしてこれが俗に言うポルターガイスト…?」   奈美は結構冷静だった。 するといきなり椅子が奈美めがけて飛んで来た。奈美はそれをギリギリかわした。   「飛んで来るなんて反則よ…」
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