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気がついたら先生(?)の隣に誰か立っていた。腕を縛られて。
俺にその人物が誰か分かった。何年も一緒にいたのだから。
「奈美!」
見間違えるわけもなかった。ずっと見てきた顔だ間違える訳がないのだ!
なんで奈美があんなところに…!
「奈美!逃げろ!奈美!」
俺がいくら叫んでも奈美には聞こえていないようだった。助けに行こうにも金縛りで足はおろか手でさえ動かない。
「さてみんなこの人は無罪かな?」
無罪に決まってる!死刑なものか!
俺の意思とは裏腹に生徒らしき人々は誰も手をあげなかった。
「では死刑だと思う人は手をあげてください」
教室にいた全員の手が上がった。
「では全員死刑ということなので死刑に決まりました」
先生(?)はそういうとナイフのような物を取り出した。
そして奈美の首元に当てた。
「や、やめろぉぉぉぉ!!!!!!」
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