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最後のプレゼント
琢磨が入院して三ヶ月目がたとうとしていたある日………。
(琢磨)…『絵里…俺はもう余命が長くないのは…知ってたよ………薄々気付いていたよ…
今日は絵里の二十歳の誕生日だね…😌
お誕生日おめでとう😌😌😌
これ…ずっと大事にしてくれないか……[?]気持ちしかあげられなくてごめんね〓』
そして琢磨は絵里に一冊の本をプレゼントした。
琢磨は入院してからずっと絵里のために本を書き続けていた。
それからもう一つ、琢磨の口から思いがけない言葉を聞いた。
(琢磨)…『絵里……付き合ってすぐにした約束覚えてる…[?]』
(絵里)…『…覚えてるよ😌』
(琢磨)…『絵里の誕生日には一緒にお祝いして、二人で一緒に成人式に行こうね………って………ごめんね……………』
(絵里)…『ぅぅん❗❗私は琢磨とこうして二人でいられる事が1番しあわせだょ❗❗❗』
琢磨の目には薄ら涙がうかんでいた…そしてプレゼントした本を絵里に読ませて、最後に琢磨は言った。
(琢磨)…『絵里………ありがとう………………………………』
それから二日後………桜が散る季節に琢磨は絵里の見守るもとで静かに息をひきとりました。
絵里に贈られた琢磨からの最後のプレゼントは、絵里に対するたくさんの愛情と机に置かれた『桜の華散るまで』という本でした。
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