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翌日は小型船に乗っての出発となった
船にて兵士全員に手榴弾が手渡される 手榴弾を配るのは18歳の緒方1等兵だ
緒方1等兵は石田に手榴弾を渡すとまるで逃げるかのように去ってしまった 石田はおかしな感覚を覚えたので辺りを見ると…全ての兵士は手榴弾を2発持っているのに石田だけは3発あるではないか
しかも他の兵士たちはどうして良いか分からず見て見ぬふりである 当然石田も必要のない1発の手榴弾は重荷でしかない
仕方なくコッソリと船から手榴弾を捨てた 安全ピンだけは抜いていないので大丈夫だろう…
現在の世にもこの手榴弾が現存しているかは不明である
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