間違った出会い?

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浅岡:「さて、この間のご無礼は許してもらえたかな。」 俺:「はい。まぁ気にしてませんから。」 ま、一応太っ腹ぶりは見せとくぜ。 浅岡:「では本題に移ろうか。実はね~、君を私たちの仲間に迎え入れたいんだがね。」 思ってた通りだ。 俺:「なぜ高校一年という幼い自分なんですか?」 清水:「それは俺から話そう。実は組合員が足りなくてな、良さそうなやつを探していたところだった。そして、あらゆる部署から集めた。元フライ級世界チャンピオン、総合格闘家、テコンドー、キックボクシング、いろんなすげー連中が集まってきた。 そして空手から選ぼうとしたんだが、わずかその年で三度も全国、世界ともに優勝。圧倒的な強さをお前は持っている。だから誘ったんだ。」 浅岡:「もちろんタダとは言わん。そこらへんのアルバイト料とは比べもんにならんほどの額は月に一度与える。」 まぁ悪くない話だ。俺が自立していたらな。 俺:「僕にはまだ家族が いますし、学校もあります。今、仕事というのはちょっと…」 浅岡:「それなら問題ない。活動時間は夜中だけにしよう。部活や学校があるならそっちを優先していい。もし、受けるならばの話だ。」 俺:「具体的にどうゆう仕事をするんですか?月にいくらもらえるんですか?」 清水:「そいつは教えられねぇな。お前が正式な組合員として働くというなら別だ。」 浅岡:「やりたくなければそれでいい。代わりはいる。戦力は落ちるがな。」 ふぅ~、さぁどうするよ。
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