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俺は倒れている4人を車の窓越しに見ていた。
親分:「先ほどは大変失礼なことをした。お怪我はありませんかな?」
いきなり大沢親分に喋りかけられた俺は困惑して無言のままだった。
竹内力似:「会長にむかって、その態度はなんだコラァ!」
会長?やっぱりお偉いさんか。竹内力似の男はなかなか威圧されるな。さっきのチンピラとは格が違うな。
俺:「は、はぁ…」
力なく答えたが、既に睡魔と戦っている最中だった。
親分「お家までお送りしよう。」
何言ってんだ?なんで俺のうちが…わ、かる…
起こされた時は、家の目の前だった。
俺:「あ、ありがとうございました。」
戸惑いながらも一応、お礼は言っといた。
親分:「君のことは小さいころから知ってるよ。また会うだろう。その時にでも話したいことがある。それじゃ。」
大沢親分の低い声に圧倒されそうになる。
俺:「あ、ちょっと!」
俺が話し掛けようとした時、もうそこに車はなかった。
まぁ久しぶりに暴れたからいいやと思い、いつも 少し違った1日は終わった。
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