うちの従業員たち

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次は名前忘れちゃったけど、ウチがちょっと好きだったボーイさんの…、、 借りにボーイAにしとこうかな。 ボーイAはたぶん30はいってると思う。 丸刈りに近い短髪で、絶対893系だと思う。 ボーイAは店のどんな若いボーイより威勢のいい声で 『しゃっせーーーぃ 三名様ご案内でーーーす』 と威勢よく叫ぶ。 時間がきたお客さんには、店内の爆音の中でもはっきり聞こえる声で接客している姿に、 惚れてました。 でもボーイAには彼女がいて、しかも勝手に長い付き合いって思ってた。 はじめのうちは普通にしゃべれてたのに、 意識し始めてからは全くしゃべれなくなって、むしろ目は合わせないわしゃべらないわで、近寄りがたさMAXだったと思う。 当時19歳。客には適当にでも都合いい台詞を吐けたくせに、 いざ自分のこととなると全くダメダメだった。 おしゃべりがウリな子なんかは、気軽に話し掛けて、ウチが知らないボーイAのこともいっぱい知ってた。 正直羨ましかった。 でも実際ウチは 『気が多い』 『独占欲が強い』 『でも彼氏はいらない』 って、、一生幸せきませんよ?って感じの性格だし、ボーイAのことが気になるのも仕事中だけだった。 とにかく、今が良ければそれでいい、やってダメならそれから考えようって感じかな。 これは今も同じ。 大人になりたいなー。 どんな人が大人っていうんだろう。 模範的な人ってどんな人? また脱線しちゃったからボーイAの話しはおしまい。
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