出会いと運命

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ざわつくホール。 熱気が渦巻く、観客の歓声。 全部が俺を興奮させるんだ 自然に口端がつり上がる。今すっげぇ楽しそうな顔してんだろうな マイクスタンドからマイクを乱暴に奪う。 『ーGood evening!さぁpartyの始まりだ!!』 俺がそう告げると声を荒げて応えたと同時に龍騎が鉢を持ってドラムを荒々しく叩き始める それを合図に海都と朔夜が続いた テンションは上がりに上がって俺も波に乗り、歌う その時だった。 閉まっていた扉が激しい音を立て開き、強い風が入ってきた。 俺は驚き其方を見ると、一人の男がいた。 彼は俺を見つめ、微かに唇を動かしている この距離では何を言っているのか解らず、俺は首を傾げる 『ー何だ、アンタ。いきなり入ってきてマナー違反だぜ?』 なぁ、と同意を求めようと振り返る。 一が、同意する声は無かった。 「龍騎?朔、夜?海都‥?」 作成中
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