不運を運ぶ死骸

4/12
前へ
/13ページ
次へ
この人間は蟲師のギンコ。 蟲は人間に害を及ぼし、増え続ける生き物。ケモノでも、虫でも、植物でもない。 ただ存在があるだけのモノ… それに対応するのが蟲師である。 「はぁ…やっと抜けた。冬が来る前で良かった…ん?」 ギンコは里に着いてすぐ、おかしなモノを見た。 5才ぐらいの男の子の背中に白いもやもやしたモノが付いている。 男の子や周りの人間はそれに全く気がついていない。 「…おいおい、あれ幽霊か?蟲以外のモノが見えるようになるなんてなぁ…」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加