分離

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それから数ヶ月。 結局、接合した指の状態はかんばしくなく、最終的には取り除く事になってしまった。 今度は指を分離するための手術が行われた。 担当はミニスカの女医。 まず接合した境目に直接麻酔の針が突き刺さった。 いぎぎ! 信じられないほどの激痛。 麻酔が効いて来た頃、女医が取り出したのはペンチのような器具。 女医は無言で弟の手を取ると、指先をペンチで挟んでぐりぐりとねじり始めた。
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