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小学生の時の話。
私は八木、優子と恵美の四人で、小学校からの帰り道をわぁわぁきゃあきゃあと賑やかに騒ぎながら歩いていた。
季節は初夏。
天気は晴々としていて、立ち上ぼる緑の匂いにむせかえる程だ。
ブォーン……。
どこからかバイクのエンジン音が聞こえて来る。
辺りを見回すと少し離れた土手の斜面におっちゃんの姿が見えた。
この辺の土地の持ち主だろうか?
手には草刈り機を持っていて、膝丈程に生い茂った雑草をチリンチリンチュインと小気味良い音をさせながら刈り取っている。
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