満月の夜の出逢い

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「俺?俺はイア・メイト。」 イアは食べ終わったようで、一息ついてから名乗った。 ゴソゴソ 「後ろ向いて?髪といてあげるから。」 イアに背を向けると、 少し堅めの毛触りが頭に当たった。 「すごい…サラサラー。埃が落ちたから真っ黒で綺麗だし。」 「イアの…金髪のほうが…ずっといい…。」 「そうかなぁ…?結構天パ入っててすごいよ。君のはまっすぐでいいけどー…そういえば君、名前は?」 「ない…」 「そっかぁ…じゃあ俺が付けてあげようか?」 ばっ 「本当!?」 「うん。何がいっかなー?」
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