満月の夜の出逢い

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月光の下、光に照らされて一件の白い建物が現れた。 しかし驚いた。 こんな人気のない森に建物があったことが。 周りを観察していると、気づいた事がある。 「この家…窓が一つもない。」 この大きさには相応ではない全てコンクリートの壁でできていて窓はなく、唯一の扉は鉄格子のものだった。 鉄格子はかなり簡単に開いた。 扉を開けると血生臭いが外に溢れてきた。 「うっ…。」 少し建物の中に足を踏み入れた。 暗い。 でもよく見える。 子供が手足に鎖を付けられて寝ていた。
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