満月の夜の出逢い
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黒髪で、耳と尻尾があって、 とても小さくて。 その子供の手や周りは血で赤黒くなっていた。 一歩、子供に近付いた。 ゴッ 何かを蹴ったようだ。 目を凝らすと… それは人の生首だった。 子供に気がイってて気付かなかったが、周りにはゴロゴロと手首や胴体、生首が落ちている。 「どーりで血生臭い訳だ。」 ピク 子供の手が動いた。
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