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リックたちは大通りを越え、カノンと呼ばれている子の家に近い路地の裏側に入ると…
*「ちょっとあなたたち! こんな小さい子をイジメてなにしてんのよっ!!」
?1「関係ないだろっ!」
?2「黙れよ、クソ女!!」
*「クソ女ですってぇ!?」
リック「カノン…朝からなにしてんだ?」
カノンと呼ばれたリスは振り向くとリックとアイコンタクトを始めた。
リック「もう、カノンったら…」
?1「あっ、リックさん…」
リック「なにしてるの? 君たち…」
リックは東地域では少し有名でいろいろな場所で名が通る…
?2「いや、その…ちょっと…」
リック「そんな小さい子を…イジメてるわけないよね?」
リックは睨みをつけながらいじめっ子を威嚇した。
リック「もしそんなことしてたら…」
ジグ「僕も許さないよぉ!」
ジグは腕を振り回しながら威嚇した。
ちなみにジグは見た目とは裏腹に怪力の持ち主である。
?2「すっ、すいませんでした!」
?1「ずらかるぞ!」
タッタッタッ…
カノン「ふぅ、大丈夫だった?」
小さい子「ありがとう、お姉ちゃん♪;」
カノン「いじめられてたらまたお姉ちゃんが助けに行くからね♪」
小さい子「ありがとう♪」
タッタッタッ…
カノン「これで一安心かな…」
リック「改めておはよう、カノン♪」
カノン「おはよう、リックくん、ジグくん、フィリアちゃん♪」
ジグ「朝からハードだねぇ…」
カノン「だってあんなに小さい子がいじめられてたら誰だって助けるでしよ?」
フィリア「カノンちゃん…優しい…」
カノン「ありがとう、フィリアちゃん♪」
リック「カノンは今暇?」
カノン「うん、そうだけど…どこか行くの?」
ジグ「今日はみんなと遊ぼうって誘われたんだぁ♪」
カノン「おもしろそうね、私も御一緒していいかな?」
リック「もちろんだよ♪」
フィリア「あとは…レムちゃん…」
リック「レムは絶対家にいるよね…」
ジグ「よし、行こっかぁ♪」
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