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カノンとリックは立ちながらバスの外の景色を堪能していた。
リック「都会だなあ…」
カノン「リックくん、私ね…なんだかワクワクしちゃって落ち着かないんだ♪」
リック「うん、僕もだよ。サリウスなんてめったにいかないからね。」
カノン「テーマ・パーク楽しみだね♪」
リック「そうだね。」
キキィィィィィッ!!
バスが急ブレーキをかけた。
リック「おっと…」
リックは後ろにしりもちをついた。すると…
カノン「きゃっ!」
カノンも急ブレーキに耐えられずにリックの上でしりもちをついた。
リック「うわっ…カノン、大丈夫?」
カノン「あっ、ごめん…リックくんこそ大丈夫?」
リック「うん、なんとかね。」
カノン「びっくりしちゃったね…」
リック「いきなりだったからね…それよりカノン…僕から降りて…///」
カノン「あっ!///」
リックとカノンは抱きついてはいないものの、近距離でお互いを見つめ合う形になっていた。しかも重なりながら…
カノン「…えと…このことは…内緒にね///」
リック「…うん///」
リックはフィリア以外の女の子と近距離で向かい合う状態になったことがなく、この時彼は信じられないくらいドキドキしていた。
そしてフィリアはその出来事の一部始終をすぐ近くで見ていたのは言うまでもなかった。
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