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先客…
秀樹達四人がマンションに入った時…
先に入って居た明弘達は…
明弘(ん…?誰か…居る…)
明弘「尚子ちゃん!下に誰か居る!」
尚子「うん!声が聞こえた!」
明弘「一幸と美由紀ちゃんかも知れ無い!
行こう!」
明弘は尚子を引いて一階に向かう…
さっきは上から…
声が聞こえた…
今度は下から…
どういう事だ…
明弘「待って!なんか…おかしくない?さっきは美由紀ちゃんの声が上からしたよね…!」
尚子「うん…!」
まだ5分もしてない…
なのに…
今度はしたから…?
有り得ない…
だけど…
空耳じゃない…
やはり…
明弘(何か…いる…)
尚子を怖がらせ無いためにも…
口には…出せ無い…
「ひ……お………け……か………ま……………ぞ」
「あぁ~ぁ~ぁ~ぁ~」
明弘は…
壊れかかっていた…
尚子の存在が明弘を、少し落ち着かせている…
が
下からの声が生身の人間の声との判断はつかなかった…
生と死を分かつ…
大事な判断だった…
尚子には聞こえていた…
しかし…
明弘には伝えなかった…
怖い…
だけど…
あき君ともっと二人でいたい…
浅はかだった…
明弘は更に上の階に行こうとする…
尚子は黙って着いて行く…
今マンションに入っばかりの救世主をも邪魔に思いながら…
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