たすけて…

1/4
前へ
/500ページ
次へ

たすけて…

秀樹達4人が入り口を通過すると同時に… シュゥゥ… カチ… 幸長が僅かな異変に気付く… 幸長「おい!秀樹!なんか音がしたろ…!おまえか…?」 秀樹「いや…なんも、してねぇよ…」 ?「あぁ…あぁ…あぁ……」 ?「うわぁあぁあぁあぁあぁあ… えぇ…ゥゥ…えぇ…」 ?「キャ…ァ…ゥゥ」 全身が凍りつく… 4人は確信した… (人の声…じゃ…ない…) 幸長 秀樹「逃げるぞ…」 二人同時に、つぶやく… 振り返る… さっき迄… 入り口だった… 今は出口の筈の… 壊れて… 動か無い筈の… 電気で動く筈の… 硝子張りの自動…だった筈のドアが… 閉まっている… 幸長「おい!おい!何で…?閉まってんだ…?」 秀樹「幸長…割っちまおう!」 幸長「おぅ!」 秀樹「真理子、下がってて」 秀樹(恐怖で声も出なくなってる…早くなんとかしねぇと!) コンクリートの破片(塊)はいくらでもある… 投げ易い(塊にワイヤーのような物が出てる)のを、手に取り… 力いっぱい、振り回して投げた… ガシャ~ン パリパリ~ って… なると思っていた… 疑いもしなかった… 4人は… それこそ、我が目を… 疑った… 秀樹の投げた塊は… 硝子に当たって… 音も無く床に落下した… その瞬間… マンションに明かりが燈る… 4人(え?どういう事…?)
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1530人が本棚に入れています
本棚に追加