たすけて…

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振り返るとそこにはたくさんの人が居た… 秀樹(ちょっと古い感じがするけど…みんなお洒落だ…) 真ん中に台があるのだろう… そこに向かって、半円形になっている… 一人の女性の上半身が浮かび上がる… 秀樹(ちょっと待て…幻覚か…?なんだこれ?幸長?真理子?佑里子サン?) 3人は食い入るような眼で一人の女性を見ていた… ざわざわ… ひそひそ… 会話は… 聞き取れ無い… 明るい… だけど… 一気に10度は下がった… いや… もっとかもしれない… ざわつきの中… その女性が… 話し出した… ?「や…あ…なぅ…つ…いた…まら…たあ…ぇ…たはや…かな…ぉぇ…ぅ…ぉ……」 聞き取れる… 確実に… あれは… 人の言葉じゃない… あの世の… 言葉だ… 聞いちゃいけない… 言葉だ… 秀樹「うぁぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ…」 秀樹は壊れる寸前だった… きっと… 壊れたほうが… 楽だった… 真理子を思う気持ちが… 辛うじて、意識を留める… 秀樹(ん?) 聞き慣れた言葉が耳に入ってきた… ?「おまえが100本目だ…」
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