憑…

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秀樹「担いで行こう…」 幸長「わかった!手貸すぜ!」 秀樹「あぁ!すまねぇ…真理子!携帯預かっとけ!」 真理子「うん!」 佑里子「うわぁ…ぁぁぁ…あぁぁぁぁ~なにこれ~?」 幸長「佑里子?どうした…!」 佑里子「こ…れ…見…て……!」 しなしなになった茄子をバックから取り出した… ほとんど… 皮一枚だ… 幸長「マジかょ……一つも笑えねぇよ!」 秀樹「真理子のは?どうだ?」 真理子「あたしは大丈夫!秀樹のは?」 秀樹「幸長…どうだ?」 幸長「俺も大丈夫だ!…おまえ…まさか?」 秀樹「まいったな~!俺のは茄子も胡瓜もだ!干からびてやがる…」 佑里子「もしかして、これって…命のストックなの…?」 幸長「あぁ…おそらくな…」 秀樹「すると…俺はすでに…二度も召されてる訳だ… 何時だ!それがわからない…」 後… ストックは… 3人の持つ… 5つ… 真理子「秀樹…!まだあるよ…!ほら!」 真理子のバックの中にあった! 真理子「6本入りだったんだ!よし!佑里子サンに茄子を…この子に茄子と胡瓜を…俺に胡瓜をくれ!」 真理子「やだ!秀樹に茄子と胡瓜!」 秀樹「見てろ!真理子…」 茄子を一本… 尚子のポケットに入れる… みるみる内に尚子の顔が変わり… 正気を取り戻した… 茄子は… 萎んだ… ほっとけば… 間違いなく… 死んでいた… 秀樹「わかったな…!」 真理子「うん…うん…」 軽い自己紹介と… 尚子のヒールを改造して、歩き易いようにした… とりあえずは、何もしないよりましな筈だ… しかし… この先… どうするか? 尚子の仲間を助けに行く…? たすけてもらいたいのは… 俺達も一緒だ… 命の危機を… ひしひしと感じていた…
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