先住者達…

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秀樹(なんなんだ? 怖いというより… 不気味過ぎる… 何か… 意思があるようで… 考えて… 動いているようで…) 尚子に肩を貸して… 階段を上る… 確かに… 足場が悪い… 何度か躓いたが… 5人は3階に辿り着いた… 尚子の言っていた場所は… 此処だ… 尚子「あき君! あき君…! あ…君… いない… 居る訳無い…」 秀樹「尚子ちゃん…辺り捜して見よう!」 幸長「あぁ…そうだぜ!諦めるのは…まだまだ…早いぜ!」 尚子「うん…!ありがとう…」 (全員…わかっていた…100パーセントだ…生きていない…) ただ… あの時の尚子から… 感じたのは… 死んだら… 敵になる… そんな気がして… ならなかった… 幸長「さぁ…行くか…」 秀樹「鍵の開いてる部屋は…全部見て行こう!」 尚子「多分…上に行ってる…行きたがってた…」 真理子「え?上に?なんで?」 尚子「あたしの友達のね…美由紀…の…声が…上からしたの…でも…ホントに…美由紀かどうかなんて…わかんない…」 幸長「行くしかねぇんだろ!」 尚子「ありがとう…」 秀樹「行くか!まだ見ぬ友に逢いに!」 この選択は5人の命をたすけた… 今…階段から離れる事は…死に直結する… 亡者達は3階に迫りつつある… 最後尾に居た… あいつは… 亡者達の中程に異動していた… さっき迄にはなかった… 表情を浮かべて…
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