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秀樹「あぁ…!そんな感じだ…でも何で…?尚子なんだ…?」
?「誰も出られない!クックック!」
声が変わった…
血の気がひくような…聞いた事の無い…地の底から響くような声…
秀樹(殺される…とても敵わない)
?「…げて…はや………し…ない」
二人は走った…全速力で…
3人が見えて来た…
秀樹「上だ!逃げろ!」
幸長「佑里子!急げ!」
5人は6階に向けて階段をかけ上がる…
尚子が遅れた…
秀樹と幸長に抱えられて…
何とか6階に…
辿り着いた…
真理子「秀樹…どうしたの?何があったの?」
二人は説明した…
尚子「美由紀…みゆきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~うわぁぁぁぁぁ~」
真理子「尚子ちゃん…美由紀ちゃんは…」
秀樹「真理子…」
秀樹は首を横に振った…
秀樹(親友を無くしたんだ…辛くて…堪らない…だろう…)
自分に置き換えれば…
わかる…
今…
この瞬間にも…
それは…
起こり兼ねない…
僅かな時を…
一言も語らずに…
過ごした…
尚子は強い子だった…
美由紀の思いを無駄にしない為にも…
秀樹「また今度も同じ方法で行くか…?」
幸長「他にねぇだろ!」
秀樹「たしかにな!」
秀樹(でも…意味が…あるのか?)
秀樹「俺と…尚子ちゃんで行って来る…!」
幸長「どうした…秀樹?何でだ?」
真理子「そうよ!尚子ちゃん…走れないんだよ!」
秀樹「大丈夫だ!美由紀がこの先で呼んでる…そんな気がするんだ!何故か…!俺も行かなきゃ…いけない…尚子ちゃん行くよ!」
尚子「うん…」
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