さようなら…

3/7
前へ
/500ページ
次へ
秀樹「あぁ…!そんな感じだ…でも何で…?尚子なんだ…?」 ?「誰も出られない!クックック!」 声が変わった… 血の気がひくような…聞いた事の無い…地の底から響くような声… 秀樹(殺される…とても敵わない) ?「…げて…はや………し…ない」 二人は走った…全速力で… 3人が見えて来た… 秀樹「上だ!逃げろ!」 幸長「佑里子!急げ!」 5人は6階に向けて階段をかけ上がる… 尚子が遅れた… 秀樹と幸長に抱えられて… 何とか6階に… 辿り着いた… 真理子「秀樹…どうしたの?何があったの?」 二人は説明した… 尚子「美由紀…みゆきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~うわぁぁぁぁぁ~」 真理子「尚子ちゃん…美由紀ちゃんは…」 秀樹「真理子…」 秀樹は首を横に振った… 秀樹(親友を無くしたんだ…辛くて…堪らない…だろう…) 自分に置き換えれば… わかる… 今… この瞬間にも… それは… 起こり兼ねない… 僅かな時を… 一言も語らずに… 過ごした… 尚子は強い子だった… 美由紀の思いを無駄にしない為にも… 秀樹「また今度も同じ方法で行くか…?」 幸長「他にねぇだろ!」 秀樹「たしかにな!」 秀樹(でも…意味が…あるのか?) 秀樹「俺と…尚子ちゃんで行って来る…!」 幸長「どうした…秀樹?何でだ?」 真理子「そうよ!尚子ちゃん…走れないんだよ!」 秀樹「大丈夫だ!美由紀がこの先で呼んでる…そんな気がするんだ!何故か…!俺も行かなきゃ…いけない…尚子ちゃん行くよ!」 尚子「うん…」
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1530人が本棚に入れています
本棚に追加